1.宗旨・宗派
霊園・墓地・墓苑・永代供養・納骨堂によって、受入れることのできる宗旨や宗派が限定されることがあります。ほとんどの民営霊園は、宗教不問ですが、寺院墓地では、その寺院の檀家になることが条件となることもあります。お墓建立後には、「開眼供養」としてお寺様にお墓を拝んでいただく必要がありますので、ご自分の旦那寺・宗旨宗派を確認しておくことは重要です。
宗教不問 | 宗教は一切問われない |
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在来仏教 各宗派 | 昔からある日本の代表的な仏教宗派(天台宗・浄土宗・浄土真宗・真言宗・臨済宗・曹洞宗・日蓮宗など) ※近現代において創設された新宗教や、キリスト教、イスラム教は除外されます |
○○宗 | 特定の宗旨・宗派に限られる(別の宗教または属する宗教がない方は、その宗教に改宗、帰依する必要があります) |
仏教以外の宗教 | 神道、キリスト教など |
霊園・墓地・墓苑・永代供養・納骨堂の形態によって、宗旨・宗派の特徴も異なります。
2.立地(交通アクセス)
「お墓参りしやすいかどうか」はとても大事な要素です。健康な時は気にならなくても、足腰が弱ってきたり、車が乗れなくなったりした場合、お墓参りが大きな負担になります。お盆お彼岸は言うまでもなく、お墓参りはできるだけ多く行いたいものです。先々のことも考えて、交通の便・アクセスをしっかり確認しましょう。一度は、ご自身の運転や公共交通機関で行き、下のチェックポイントを確認することをおすすめします。
- ・自宅からの距離
- ・車でのルートと所要時間
- ・公共交通機関を利用した場合(電車、バス)の使用路線・乗換回数・所要時間
- ・霊園に着いてから徒歩で希望区画までの距離・勾配の有無など
3.価格・費用
お墓の価格・費用は一番気になることであり、予算も考えなければなりません。価格体系や支払法も含めてしっかり把握しておきましょう。
墓石費用 | 「墓石の本体」、「外柵・納骨棺(カロート)」、「施工費」の合計 |
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墓地費用 | お墓の土地の部分 |
管理料 | 維持経費 |
詳しくは、「お墓の費用 必要な費用の種類」で分かりやすく説明しています。
4.設備
霊園・墓地・墓苑・永代供養・納骨堂によって、付帯する設備は様々です。“備えあれば憂い無し”あらかじめ確認しておきましょう。
- ・駐車場
- 街の中心部にある墓地では、墓参用の駐車スペースがない場合があります。
- ・休憩所
- ・バリアフリー(平坦設計)
- お年寄りや車椅子の方でも無理なくお参りできるように配慮した設計。
霊園全体に大きな段差のない設計のものが増えてきました。高齢になると、少しの段差でもお参りの障害になることもあります。 - ・水道施設
- ・舗装
- 地面が舗装されていないと、少しの雨で足元が汚れてしまうということもあります。必ず、現地を確認してから購入するようにしましょう。
- ・管理事務所
- 管理事務所があれば、簡単な事務手続きなど、現地ですることができ余分な手間を省くことができます。
5.管理
お墓の購入後は、その霊園・墓地・墓苑・永代供養・納骨堂と長いお付き合いになります。管理体制がおざなりであれば、せっかくのお墓も荒れてしまいます。また、定期的に納める「管理料」は、主に墓地の維持管理に使われます。
- ・清掃状況
- ・墓参用具(手桶・ひしゃくなど)がきちんと揃っているか・破損していないか
- ・植込み・芝の手入れ、樹木剪定